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プロファイルとパラメーター予算

このドキュメントを読むと、Smooth・Compact・自動の違いが分かり、予算が足りないときに何を削るかを決められます。

VRChat が数える 2 つのもの​

アバター 1 体が使う Expression Parameters は 2 つの軸で数えます。この 2 つは別々の上限です。

軸MLC が使う上限
同期ビット — 他のユーザーへ送る量256
パラメーター項目数 — 登録されるパラメーターの個数8192

この予算はアバター全体で分け合います。MLC の外ですでに使っている量を MLC は外部予算として読み取り、残った枠の中で計画を立てます。

プロファイル はコンポーネントインスペクターの クイックスタート カードにあり、自動・Smooth・Compact のいずれかです。

Smooth​

値をそのまま送ります。

機能の種類同期ビット同期項目
オン/オフ項目11
値の調整項目81

項目数が少なく、値がなめらかに動きます。その代わり値 1 つにつき 8 ビットを使います。

Compact​

値の調整項目をグレイコードで分割した複数のオン/オフパラメーターとして送り、受け取る側で 1 つの値に戻します。

ビット数は、その項目の区間数を収められる最小の個数です。

区間数同期ビット
83
164

値の調整項目 1 つは、そのビット数だけ同期項目を使い、戻した値を入れるローカル項目 1 個を追加で使います。つまり Compact はビットを減らして項目数を増やします。

区間数が 2 個より少ない値の調整項目は Compact で同期できません。その項目を選ぶと案内が表示されます。

この float は compact bin が 2 未満のため Compact では同期できません。インストール時にローカル専用になります。

自動​

自動 は外部予算と目標予算を合わせて見て、次のように選びます。

  1. Smooth が収まれば Smooth。
  2. 収まらなければ Compact。
  3. どちらも収まらなければ計画が失敗し、両プロファイルのコストを記したメッセージを出します。

Smooth または Compact を自分で選んだ場合、代替は起きません。そのプロファイルが予算を超えればそのまま失敗します。

既定カタログ基準の数値​

既定カタログの機能 23 個をすべてオンにした状態が基準です。

プロファイル同期ビットパラメーター項目
Smooth9223(同期 22 + ローカル 1)
Compact4455(同期 44 + ローカル 11)

機能をオフにすると 2 つの数値も一緒に減ります。上の表はあくまで「既定構成に手を加えていないとき」の値です。

同期をオフにすると​

選択項目の設定 の 同期 をオフにすると、その値は自分の画面でだけ変わり、他のユーザーへは送られません。

  • 同期ビット: 0
  • パラメーター項目: ローカル項目 1 個

自分だけが見る値(撮影用の補正など)は、これでビットを大きく節約できます。

アニメーションをオフにする・値を固定すると​

アニメーション をオフにすると、その機能はインストール時に固定値 1 つだけが適用され、メニュー項目もパラメーターも作りません。ツールチップのとおりです。

OFF にするとインストール時に固定値だけを適用し、メニュー・Animator レイヤー・パラメーターを減らします。

値を固定 をオンにして値を固めた機能も同じくパラメーターを作りません。どちらの場合も同期ビットとパラメーター項目が 0 になります。

機能の 有効 自体を外すと、メニューと予算の両方から外れます。

削る順番

ビットが足りないときは ① 自分だけが使う値の 同期 をオフ → ② 使わない機能の 有効 を外す → ③ 値が固定でよい機能の アニメーション をオフ → ④ プロファイルを Compact に。項目数が足りないときは ④ を逆にして Smooth 側へ戻してください。

同期ビット目標・パラメーター項目数の目標​

高度なオプション に 2 つの値があります。どちらも アバター全体の上限であり、MLC の取り分ではありません。

項目0 のときそれ以外
同期ビット目標残りの VRC 予算を自動で使いますアバター全体のビット上限
パラメーター項目数の目標VRC の最大値を使いますアバター全体の項目数上限

同じ場所にある 不明な予算でも強制インストール は、既存の VRC パラメーターを読めないときに外部予算を空と仮定します。ツールチップが条件を明記しています。

既存 VRC パラメーターを検査できない場合に外部予算を空と仮定します。手動確認後のみ有効にしてください。

予算・検証カードの読み方​

コンポーネントインスペクターの 予算・検証 セクションには 4 行あります。

行意味
同期ビットSmooth 92 / Compact 44(予算 256) — 現在のメニュー構成での両プロファイルのコストと上限
アバター合計外部 … bit / … entries + MLC(目標 …、…) — MLC の外ですでに使っている量と目標値
現在の選択実際に選ばれたプロファイルとそのコスト。計画が失敗すると 超過 / 生成不可
有効な機能有効な個数 / 全体の個数

MLC ウィンドウ(StudioRaming > Ming Light Controller > Open)の 予算計算 / プロファイル選択 ボタンも同じ計算を行います。

確認の手順は次のとおりです。

  1. Hierarchy でアバタールートを選択して Ming Light Controller インスペクターを開きます。
    • このようになれば正常です。 インスペクターに クイックスタート · メニュー構成 · 選択項目の設定 · 予算・検証 · 高度なオプション のカードが表示されます。
  2. 予算・検証 カードを開きます。
    • このようになれば正常です。 同期ビット · アバター合計 · 現在の選択 · 有効な機能 の 4 行が表示されます。
  3. 現在の選択 の行を読みます。
    • このようになれば正常です。 Smooth または Compact とそのコストが表示され、赤いエラーボックスがありません。超過 / 生成不可 が表示されている場合は、下の「予算を超えたとき」へ進んでください。

予算を超えたとき​

カードが 2 つのメッセージのうち 1 つを出します。

両プロファイルとも超過(エラー)

両方のプロファイルが同期予算を超えています。機能を無効にするか、Synced を OFF にしてローカル専用にしてください。

Smooth だけ超過(警告)

Smooth が予算を超えています。Compact を使うか有効な機能を減らしてください。

現在の選択 が 超過 / 生成不可 のときは、その下にどのプロファイルがどれだけ足りないかを記したエラーボックスが一緒に表示されます。その数値を見て、上の「削る順番」のとおりに下げていけば大丈夫です。

機能を 1 つずつ調整する前に、開始プリセット を試すのも手です。ただし 2 つのプリセットがすることは違います。

  • ビット節約 — オンになる機能は おすすめ と同じで、プロファイルを Compact に固定するだけ です。ビットが減り、パラメーター項目が増えます。
  • パフォーマンス — バーチャルライト · 共有カラー · マスター調整 · フォトルックビットをオフにし、パフォーマンスの項目とコマンドだけを残します。有効な機能の数そのものが大きく減ります。

プリセットは現在の構成を上書きします。適用すると、保存しておいた機能ごとの設定がすべて消え、メニュー配置も丸ごと入れ替わり、同期ビット目標 と パラメーター項目数の目標 が 0 に戻ります。手で調整した構成がある場合は、適用前に確認してください。Undo で元に戻せます。