プロファイルとパラメーター予算
このドキュメントを読むと、Smooth・Compact・自動の違いが分かり、予算が足りないときに何を削るかを決められます。
VRChat が数える 2 つのもの
アバター 1 体が使う Expression Parameters は 2 つの軸で数えます。この 2 つは別々の上限です。
| 軸 | MLC が使う上限 |
|---|---|
| 同期ビット — 他のユーザーへ送る量 | 256 |
| パラメーター項目数 — 登録されるパラメーターの個数 | 8192 |
この予算はアバター全体で分け合います。MLC の外ですでに使っている量を MLC は外部予算として読み取り、残った枠の中で計画を立てます。
プロファイル はコンポーネントインスペクターの クイックスタート カードにあり、自動・Smooth・Compact のいずれかです。
Smooth
値をそのまま送ります。
| 機能の種類 | 同期ビット | 同期項目 |
|---|---|---|
| オン/オフ項目 | 1 | 1 |
| 値の調整項目 | 8 | 1 |
項目数が少なく、値がなめらかに動きます。その代わり値 1 つにつき 8 ビットを使います。
Compact
値の調整項目をグレイコードで分割した複数のオン/オフパラメーターとして送り、受け取る側で 1 つの値に戻します。
ビット数は、その項目の区間数を収められる最小の個数です。
| 区間数 | 同期ビット |
|---|---|
| 8 | 3 |
| 16 | 4 |
値の調整項目 1 つは、そのビット数だけ同期項目を使い、戻した値を入れるローカル項目 1 個を追加で使います。つまり Compact はビットを減らして項目数を増やします。
区間数が 2 個より少ない値の調整項目は Compact で同期できません。その項目を選ぶと案内が表示されます。
この float は compact bin が 2 未満のため Compact では同期できません。インストール時にローカル専用になります。
自動
自動 は外部予算と目標予算を合わせて見て、次のように選びます。
- Smooth が収まれば Smooth。
- 収まらなければ Compact。
- どちらも収まらなければ計画が失敗し、両プロファイルのコストを記したメッセージを出します。
Smooth または Compact を自分で選んだ場合、代替は起きません。そのプロファイルが予算を超えればそのまま失敗します。
既定カタログ基準の数値
既定カタログの機能 23 個をすべてオンにした状態が基準です。
| プロファイル | 同期ビット | パラメーター項目 |
|---|---|---|
| Smooth | 92 | 23(同期 22 + ローカル 1) |
| Compact | 44 | 55(同期 44 + ローカル 11) |
機能をオフにすると 2 つの数値も一緒に減ります。上の表はあくまで「既定構成に手を加えていないとき」の値です。
同期をオフにすると
選択項目の設定 の 同期 をオフにすると、その値は自分の画面でだけ変わり、他のユーザーへは送られません。
- 同期ビット: 0
- パラメーター項目: ローカル項目 1 個
自分だけが見る値(撮影用の補正など)は、これでビットを大きく節約できます。
アニメーションをオフにする・値を固定すると
アニメーション をオフにすると、その機能はインストール時に固定値 1 つだけが適用され、メニュー項目もパラメーターも作りません。ツールチップのとおりです。
OFF にするとインストール時に固定値だけを適用し、メニュー・Animator レイヤー・パラメーターを減らします。
値を固定 をオンにして値を固めた機能も同じくパラメーターを作りません。どちらの場合も同期ビットとパラメーター項目が 0 になります。
機能の 有効 自体を外すと、メニューと予算の両方から外れます。
ビットが足りないときは ① 自分だけが使う値の 同期 をオフ → ② 使わない機能の 有効 を外す → ③ 値が固定でよい機能の アニメーション をオフ → ④ プロファイルを Compact に。項目数が足りないときは ④ を逆にして Smooth 側へ戻してください。
同期ビット目標・パラメーター項目数の目標
高度なオプション に 2 つの値があります。どちらも アバター全体の上限であり、MLC の取り分ではありません。
| 項目 | 0 のとき | それ以外 |
|---|---|---|
同期ビット目標 | 残りの VRC 予算を自動で使います | アバター全体のビット上限 |
パラメーター項目数の目標 | VRC の最大値を使います | アバター全体の項目数上限 |
同じ場所にある 不明な予算でも強制インストール は、既存の VRC パラメーターを読めないときに外部予算を空と仮定します。ツールチップが条件を明記しています。
既存 VRC パラメーターを検査できない場合に外部予算を空と仮定します。手動確認後のみ有効にしてください。
予算・検証カードの読み方
コンポーネントインスペクターの 予算・検証 セクションには 4 行あります。
| 行 | 意味 |
|---|---|
同期ビット | Smooth 92 / Compact 44(予算 256) — 現在のメニュー構成での両プロファイルのコストと上限 |
アバター合計 | 外部 … bit / … entries + MLC(目標 …、…) — MLC の外ですでに使っている量と目標値 |
現在の選択 | 実際に選ばれたプロファイルとそのコスト。計画が失敗すると 超過 / 生成不可 |
有効な機能 | 有効な個数 / 全体の個数 |
MLC ウィンドウ(StudioRaming > Ming Light Controller > Open)の 予算計算 / プロファイル選択 ボタンも同じ計算を行います。
確認の手順は次のとおりです。
- Hierarchy でアバタールートを選択して Ming Light Controller インスペクターを開きます。
- このようになれば正常です。 インスペクターに
クイックスタート·メニュー構成·選択項目の設定·予算・検証·高度なオプションのカードが表示されます。
- このようになれば正常です。 インスペクターに
予算・検証カードを開きます。- このようになれば正常です。
同期ビット·アバター合計·現在の選択·有効な機能の 4 行が表示されます。
- このようになれば正常です。
現在の選択の行を読みます。- このようになれば正常です。
SmoothまたはCompactとそのコストが表示され、赤いエラーボックスがありません。超過 / 生成不可が表示されている場合は、下の「予算を超えたとき」へ進んでください。
- このようになれば正常です。
予算を超えたとき
カードが 2 つのメッセージのうち 1 つを出します。
両プロファイルとも超過(エラー)
両方のプロファイルが同期予算を超えています。機能を無効にするか、Synced を OFF にしてローカル専用にしてください。
Smooth だけ超過(警告)
Smooth が予算を超えています。Compact を使うか有効な機能を減らしてください。
現在の選択 が 超過 / 生成不可 のときは、その下にどのプロファイルがどれだけ足りないかを記したエラーボックスが一緒に表示されます。その数値を見て、上の「削る順番」のとおりに下げていけば大丈夫です。
機能を 1 つずつ調整する前に、開始プリセット を試すのも手です。ただし 2 つのプリセットがすることは違います。
ビット節約— オンになる機能はおすすめと同じで、プロファイルをCompactに固定するだけ です。ビットが減り、パラメーター項目が増えます。パフォーマンス— バーチャルライト · 共有カラー · マスター調整 · フォトルックビットをオフにし、パフォーマンスの項目とコマンドだけを残します。有効な機能の数そのものが大きく減ります。
プリセットは現在の構成を上書きします。適用すると、保存しておいた機能ごとの設定がすべて消え、メニュー配置も丸ごと入れ替わり、同期ビット目標 と パラメーター項目数の目標 が 0 に戻ります。手で調整した構成がある場合は、適用前に確認してください。Undo で元に戻せます。